『妻のトリセツ』低評価レビューを見て〜お互い様の気持ちがないと効果がない〜
私は、夫が買って読んでいた『妻のトリセツ』が大好き。
きっと、夫が「妻を理解しよう」と考えてくれたその気持ちが、嬉しかったからだ。
実際には、書いてあること何も再現できていないけど(笑)
それでも、夫の思いやりが、嬉しかった。
『妻のトリセツ』のレビューを見てみると、どうも怪しい低評価レビューがトップにきていた。
パッとみただけでも、累計して2,000以上が「役に立った」ボタンを押している。
夫とそれを読みながら「えぇ・・・」と驚くと同時に、なんだかモヤモヤしてしまった。
確かに、「”夫のトリセツ”を出版して、妻に読んでもらいたい」というのは理解できる。
※『夫のトリセツ』は、2019年10月に発売されました。
だけど、女性からの精神的DVを、男は受け入れろなんて、とか
女尊男卑が人気になる日本社会は終わりだ、とか
こんな本をありがたいと思う男はダメだ、とか
そういった趣旨のレビューもあり。
悲しくなりました。
どう考えても読み違えているよなあ。。。
ちなみに夫は「それ、トップのレビュー書いたのはDV男だね」と笑っていた。
その"理不尽さ"の理由は、科学的根拠をもとに述べられているし、
そんなに説明されていないとは思えなかった。
一方的に聞こえるのは、あくまで "妻の" トリセツだからであって、
男だけが我慢しなきゃダメ、なんてどこにも書いてない。
こういうときは、こうすると結果的に楽になりますよっていう、
やっぱりトリセツだ。
このレビューを読みながら、
フヨヌケを思い出した。
やっぱりこの本のレビューにも、
女目線で一方的に男が悪いと責めている!
と、ひどい評価がついていた。
これ、”妻が” "夫の" 扶養からぬけようって奮闘した記録なんだから
妻目線になるのは当然で。
それに、夫婦が本当に危機に陥ってるときって、お互いに余裕がなくて、自分のことだけで精一杯っていうときだと思う。
だから、どっちかだけが一方的に悪いっていうのは、はっきりしないときもけっこうあるんじゃないかな。
こうして見てみると、事象がなんであれ、人は2つに分かれるのだなと感じた。
・自分目線でしか考えられない人
・自分目線でも相手目線でも考えようとする人
これって、仕事でも家庭でも同じで、
女のご機嫌取りばっかりしろってかー!男は下僕かよ!って怒っちゃう人と、
男目線言いたいことはあるけど、女はこう思って生きてるのか、って冷静に考えられる人。
利益優先で社員や社会のこと考えてません!って仕事してるところと、
利益優先で考えたらこっちの選択がいいけど、社員や社会の目線にたったら、別の選択をしようかなって仕事するところ。
どっちの方が、居心地よく長くいられるかって言ったら、明らかだなあなんて、考えてしまった。
視点が狭くなると、生きづらくなる。
そこに、男女は関係ない。
男でも女でもそうじゃなくても、
相手視点で考えられる視野を持った人間かどうか。
ここが分かれ目かな。
夫が、私たち夫婦二人のためを考えて買ってきてくれたこの思いを、
私も無駄にせずに、夫の気持ちにたって考えねばと思った。
夫よ、あなたはいつも私の機嫌を損ねる方を選択してくれるけど、
私も負けずについていくわ。
これからもお互い様。
持ちつ持たれつ、元気よくケンカしよう。
ケンカを推奨する本ではありません。