【呼び方を考える】妻「嫁ってどう思う?」夫「奥さんってラスボス感あって強そう」

 

夫と二人暮らし、30代の主婦です。

 

外で誰かに夫や妻を紹介するとき、呼ぶとき、なんて呼ぶのがいいんでしょうか?

 

経験から感じたことや、夫と話したことをまとめました。

 

 

 

 

「嫁です。」に違和感

夫と結婚したころ、夫の親戚(かなり大人数)と会う機会があって、夫父が私を含め親戚に紹介してくれた。

 

夫父が「◯◯(夫の名前)のお嫁さん。」と言うのに合わせて、私は、「◯◯(夫の名前)の嫁です。」と言った。

 

でも自分で言っておいて、あれ?なんか自分のこと嫁って言うの変かな?と思った。

 

だから、次に紹介された親戚の方と挨拶するときは、「◯◯(夫の名前)の妻です。」と言うようにした。

 

一応、自分の下の名前も言った。

 

相手にとってみれば、嫁だろうが妻だろうが、私が名前を言おうが言わまいが、何年に一回会うか会わないかだから、どっちでもいいだろう。

 

ただ、なんでかわからないが、「嫁」っていう響きがどうもしっくりこなくて、気になってしまった。

 

 

 

「お嫁さん」

「嫁」っていうと、なんか変だけど、夫の両親に「◯◯(夫の名前)のお嫁さん」って呼ばれるのは、なんとなく嬉しい感じがした。

 

たぶん、「嫁」だけで使うと、特に義理の両親が「うちの嫁」と言うと、「俺らの」みたいな、ニュアンスが感じられるんだと思う。

 

でも、夫両親が「◯◯(夫の名前)のお嫁さん」って言うと、「自立した息子が、自分で決めて結婚した人」っていう感じがあるのかな。

 

だから、両親も自立しているし、子どもも自立しているし、その自立した子ども夫婦のことも、自立した人たちとして尊重し、認めてくれている。

 

そういう雰囲気が、夫両親の言葉から感じられた。

 

 

 

無難なのは「夫」「妻」だけど

なにか正しい言い方はあるんだろうか?

 

例えば、私や夫がお互いを紹介するときは「夫」「妻」と呼ぶのが、一番無難ではあるだろう。

 

それが続柄でもあるわけだから。

 

でも、そのときによって、「うちの旦那が」「主人は」って言うときもある。

 

特に使い分けに意味はない。

 

逆に夫は、目上の人や仕事関係の人には「妻」と言ったり、くだけた場面では「嫁さん」と言ったり、人からは「奥さん」と呼ばれたりするらしい。

 

夫は、私のことを「嫁」だけで呼ぶには抵抗があると言う。

 

「嫁って呼ぶと、なんとなく"嫁がせた"みたいな感じがして苦手」らしい。(でも、嫁さんっていうのは響きが可愛いから良いんだとか。笑)

 

私の父は、母のことを「家内」とか「妻」とか呼んでいた気がする。

 

お店で接客を受けるときや、かしこまったシーンでは「ご主人」「奥様」と呼ばれるか。

 

確かに、目上の人の夫、妻をさすときは「ご主人」「奥様」と呼んでるなあ。

 

 

 

現代の「ご主人」と「奥様」は

人によっては、この「ご主人」「奥様」という呼び方が古くて男尊女卑的に感じるらしい。

 

確かに、男が主で、女が家の奥(中)っていう格好には見えるか。

 

「家内」というのも、女は家の内という意味か。

 

それも理屈としては、十分理解できる。

 

でも、その呼び方をしている人が、「男は外で、女は中」と考えているかというと、ほとんどの人はそうじゃないだろう。

 

70代になるうちの父だって、母のことを「家内」と呼んでいるからと言って、「女は専業主婦」なんて、さらっさら思っていない。

 

母はたまたま専業主婦でいられたけど、いまの時代そうじゃないからと言っていた気がする。

 

つまり、「家内」というのは、ただの呼び方に過ぎないのだ。

 

夫にこの一連の話をしたところ、

 

「"家内"って呼び方いいね。」

「"主人"っていうと門前に立って腕組みしてそうだけど、"奥さん"とか"家内"って言うと、家の奥にドンッとかまえてて、強そうじゃない?ラスボス感あるよね。」

 

と言う。

 

なるほど、妻はラスボス…。

 

そう言われるとそんな気もしてくる。

 

現代においては、男は主、女は内という男女役割的なニュアンスはかなり薄れていて、むしろ「女の方が強いんだ」とさえ思う男性もいるのかもしれない。

 

 

結論

 

 

 

 

 

私はこの家の、ラスボス…。