毒親を持って最もつらかったこと
私が毒親を持って最もつらかったこと。
それは、結局自分が生きてることを否定してしまうこと。
なんであの人の子どもなんだろう。
呪ってやると思うほど悔しさと憎しみの念がつのると、最後は自分が死にたくなる。
子育ての方法論とかじゃなくて、存在自体を否定したい。
あいつさえいなければと思うと、自分も存在しなくなるから。
それがあるから気分が複雑になる。
隣の芝生かもしれないけど、夫や友人の両親や兄弟姉妹を見ると、ただただ羨ましくなる。
自分もあんな家庭に育っていたら。
違う親だったら。
もっと安心して過ごせるおうちがあったかもしれないのに。
そんなことを思うと、やっぱりそれが自分の存在を否定しちゃうことになる。
だけど、そう思わずにはいられないときもある。
そんなふうに感じることが悪いわけじゃないし、むしろ、吐き出せることの方が大事だと思うから、考え方をどうこう以前に、思ったまま、感じたままにいようと思っている。
頻繁じゃなくていいから、盆正月だけでも、笑って帰れる実家があったらどうだったんだろう。
普通に仲の良い友達みたいな兄弟姉妹がいたら、どんなだっただろう。
もっと親に甘えたかったなっていうのが本音。
本当に羨ましい。
ただ、比べるわけじゃないけれど、いまの環境に恵まれてることに感謝したい。
夫にも、友人にも、同僚にも。本当に良好な人間関係のなかで心地よく過ごせていて、助かっている。
自分の存在を否定したくなるときはつらいけど、いまの環境だから、そういうの普段考えなくて済んでるんだろうな。