毒親の親も毒親〜毒家系の連鎖を止める方法〜

私の家系は毒続きで、少なくとも2代続く毒親家系です。なんとか私の代で、毒家系だったことを跡形なく消してしまいたいと思っています。そのために何ができるのか、具体的な方法を考えてみます。
 

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syujin-wife.hatenablog.com

 

 
うちの父は、父親(私から見て祖父)がいわゆるDVで、母親(私から見て祖母)にひどく暴力を振るったらしいです。祖母は私が生まれてからまもなく亡くなっているので、祖父母がどのような関係だったのか、私は直接は知り得ない。聞いた話によると、父が幼い頃からずっとのことだったようで、何度も病院送りになるほどひどかったそうです。そのため毒父の自慢は「俺の親父はおふくろに暴力を振るったが、俺は妻に暴力を振るったことは一度もない」でした。 祖父のDVを知らない私からすれば、「妻に暴力を振るわないのは当たり前で、自慢することじゃない」と思うし、「子どもに暴力振るっていたくせに、よく偉そうにできるな」と呆れるところです。それでも、毒の連鎖を多少弱めてくれたという点においては、少しは評価すべきでしょうか。
 
さて、問題は私の番です。私の父は暴力・暴言屋で、自分の機嫌が悪くなるとすぐ怒り、理不尽に子どもである私や妹たちを責めました。母はそれを止めず(私は妹たちと比べても特に守られなかった)、私に対して無関心な態度を取り続けました。かと思えば過干渉になったりと、とにかくバランスのとれない家庭でした。父に怯え、母に見捨てられた、そういう生活を20年以上していた私が、「どうやってこの毒家系の連鎖を断ち切り、穏やかで平和な家庭を築けるか」。その方法を私なりに模索していこうと思います。
 
今私が考えられるのは、大きく分けて次の3つのステップを踏むことです。
1:自分の傷を癒し、自信と精神力を取り戻す
2:新しい家庭のイメージを具体的にする
3:実践と改善
 
1:毒親と決別し、自信を取り戻す
まずは自分と向き合い傷を癒して、本来持っているはずのエネルギーを取り戻します
(進行中。詳細出来次第、公開予定です。)
 
2:新しい家庭像を具体的にイメージする
自分の気持ちを解放したら、次は新しい家庭の目標をイメージします。特に、親子関係についてどのように捉えるか決めます。同時に、目標となる家庭像、子育ての目標を具体的に落とし込みます。
 
(例)
親子関係とは、それぞれが独立した人間として尊重され、お互い成長し合うもの。
家庭の目標は、明るく、楽しく、自由に!
子育ての目標は、自由!
 
これだけだと抽象的でただの理想論みたいになってしまうので、掲げた目標をもっと具体的な行動目標にしていきます。
(思案中。詳細出来次第、公開予定です。)
 
具体的な行動目標に置き換えることのメリット
「自分は絶対に毒親みたいにならない」と決めていても「毒親みたいに」なってしまうリスクは変わらない可能性があります。それは、毒親みたいにならないと言っている時、イメージしているのが「悪い例え」だからです。では逆に、毒親みたいにならないために「良い例え」をイメージした場合はどうでしょうか。「悪い例えにならないように」と失敗例を考えるのではなく、「こんなふうに行動しよう」という具体的な成功例を行動目標にしたほうが、成功率が上がるでしょう。簡単に言うと、イメージトレーニングのようなものです。
 
3:実践しながら改善
子どもに試す前に、夫婦間で練習してみる
実際に目標とする子育ての成功例を具体的にできたら、夫婦間のコミュニケーション中にも子どもと接するつもりで練習してみると良いです。子ども相手でも大人相手でも、人間を相手にする点では同じなので、どちらにも応用できるはずです。はじめはわざとらしくて違和感があるかもしれませんが、少しずつ自然になってきます。
 
例えば、私の場合は主人の話を聞いている途中で、「それはこういうことでしょ」と善悪の判断を自分基準で下して終わらせてしまう癖があったので、傾聴の練習をしてみました。主人のほうを向いて、話を最後まで真剣に聞き、まずは「そうなんだね」「なるほどね」と言って受け止めます。そのあとで「今の話だと、主人はこう思うみたいだけど、私はこういうところが気になったかな」といったふうに、相手を否定せずに意見の違いを明確にします。私たちの場合、お互い話しながら自分の思っていることがはっきりしてくる場合がけっこうあります。肯定も否定もせずに話していくことで、お互いが気づかなかったポイントに気づいて最終的に着地点が一致したりすることがよくあります。これを(私がこっそり実践)するようになってから、主人は以前よりも楽しそうにたくさん話すようになりました。多分本人は気づいていないでしょうけど(笑)
 
子どもの場合も傾聴の基本的な方法は同じだと思います。ただ子どもは、まだ自分の考えをうまく言葉にできなくて、感情的に表現してしまうことがある点で異なります。そのときは、大人のほうが子どもの気持ちを汲んで寄り添い「そうなんだね。それは嫌だったね。」「そんなことがあったんだね。それじゃあ悔しかったよね。」といったん受け止めます。そのうえで、「お母さんだったらこう思うかもしれないな」「お母さんはこうだと思うけど、どうかな?」と子どもとの違いを挙げて、あとは子どもに考えさせます。子どもも親も、同じ意見になる必要は全くありません。どちらが正しいということはほとんどの場合ないはずだからです。大切なのは、子どもの気持ちをそのまま受け止めるよという肯定的な姿勢をきちんと見せることと、そのあと子どもが落ち着いて冷静に考える余裕を与えることだと思います。
 
 何かの本で、「子育てはビジネスと同じ」と書いている方がいました。子育てをビジネス同様、事業と捉えてPDCAサイクルをまわすようにすると、うまくいく部分があるかもしれません。
 
傾聴の方法はこの本から学びました。