うつ病発症からまさかの同棲へ (2) 〜実家に住むのが困難になる編〜

うつ病発症からまさかの同棲へ

 

今回は

 

2)実家に住むのが困難になる 編です。

 

※この記事は2年ほど前に書いたもののリライトです。

 

( 生活の様子はこちら)

syujin-wife.hatenablog.com

 

 

医師から「典型的なうつ病ですね〜」と診断されたときは

 

まだ実家に住んでいました。

 

実家には私の他に、両親と祖母、妹二人が住んでいました。

 

結論からいうと、

 

残念ながら、

 

私の両親は毒親です。

 

ので、一緒に住むのは健康だったときでもつらいものがありました。

 

 

一応、おそるおそる診断結果を伝えると

 

両親ともに見守ってくれそうな? 悪くない反応でした。

 

 

しかし、実際の生活となると

 

母「犬の世話がきちんとしてない!!!」

 

と絶叫のように怒鳴り散らし

 

父「散歩は毎日1時間、必ず続けること。」

 

そうすりゃ治る、と。

 

 

私からすれば

 

「いやいや、散歩に出ようと思えただけラッキーだと思ってくれ。」

 

と思うんですが。

 

 

父は昔から「継続は力なり」「身を粉にして働く」など

 

精神論(?)が大好きで、「こうあるべき」を押し付けてくるタイプでした。

 

もうちょっと発想を変えて、

 

継続して「休む」という方向に促してくれたら良かったのに(笑)

 

私のことが大好きすぎて心配しすぎたせいか、なんなのか、

 

若い頃は手が出る人でした。

 

どれだけ頭を叩かれ、何枚ガラスが割れ、物がとんできたか。。

 

一言でいえば、虐待かDVか。

 

子どもは親の所有物で、親を敬い、親に従うことは絶対。

 

 

一方、母からの暴力はありませんでした。

 

怒鳴ることもそれほど多くはありませんでした。

 

しかし、私は妹たちと比べて、明らかに母との仲が良くありませんでした。

 

これに関しては妹も

 

「お姉ちゃんは悪くなくてもいつも怒られてたよね。」

 

なんて言っているくらいです。

 

思春期になってからは、もう母との信頼関係は諦めてしまっていたと思います。

 

それを察してか、母の私に対する態度も冷たい物でした。

 

 

そんな両親との関係でしたので、

 

家庭に落ち着ける場所がありませんでした。

 

 

そして、うつ病になってからは

 

両親との嫌な思い出がほぼ24時間自動的に思い出されるようになり、

 

余計に休まらなくなりました。

 

ヒマだから思い出してしまったのか、症状なのかわかりませんが

 

とにかく止めようにも止められない状態でした。

 

 

そして、30分刻みにしか眠れないストレス、食べられないストレスと

 

相まって我慢できなくなり

 

発狂するようになりました。

 

「あああああ!」

 

とか

 

「ふざけんなよ!!!!」

 

とか

 

ただ一人、部屋で思い出に向かって発狂。

 

 

始まると止まらなくなり

 

ドアや窓を蹴ったり

 

ついにはキッチンやお風呂場をめちゃくちゃにしました。

 

数回はやったと思います。

 

(ごめんなさい)

 

 

この様子を、最近、妹が

 

「うちにダースベーダーいたよね。」

 

と笑い話にしていました。

 

(妹とは表面上仲が良いです。感謝だ、妹。)

 

 

このとき両親と話そうにも

 

ダースベーダーと毒両親では、まったく会話が成り立ちません。

 

もう、私にとっても両親にとっても一緒に住むのが限界でした。

 

妹たちにもとても迷惑な存在でした。

 

 

そんなとき状況を知った彼から

 

「俺も一人暮らししようと思ってたから、一緒に住まない?」

 

と、主人に救い出されることになります。

 

 

というわけで

 

次回、主人に救い出される、生活編 です。

 

syujin-wife.hatenablog.com

 

主人(当時彼氏)との同棲生活が

 

少しでも何かのヒントになれば幸いです。

 

うつ病発症からまさかの同棲へ (1) 〜うつ病診断編〜

 

 ※2年ほど前に書いた記事のリライトです。

 

現在、うつ病治療中です。

 

うつ病を発症、診断されてから

 

主人と同棲するまでの経緯を

 

書いていきたいと思います。

 

 

まず流れを簡単に、

 

1)うつ病と診断される 

 

2)実家に住むのが困難になる

 

3)主人に救い出される

 

といった感じで同棲が始まりました。

 

 

今日は 1)うつ病と診断される 編です。

 

 

 

私は当時、大学3年生。

 

これから就職活動が始まるぞ〜という頃です。

 

ある朝、

 

「あぁ、これはもう無理だ。」

 

ベッドから起き上がれなくなりました。

 

体が異常に重い。。

 

トイレに行くのも面倒くさい。。

 

 

思い返してみると

 

こうなる半年ほど前から前兆はありました。

 

眠れない、だるい、食欲がない、胃腸が弱くなる、などなど。

 

他にもわんさかありました。

 

だけど、

 

「寝つきが悪いのはもともとだし。」

 

「お腹痛くなりやすい体質だから。」

 

「だるいけど、ちょっと睡眠不足だからかな。」

 

といった具合に

 

ひとつひとつの症状にそれっぽい理由をつけて

 

スルーしていました。

 

 

最終的に病院に行くのですが、

 

その直前の生活サイクルは狂いきっていました。

 

朝4時、5時までまったく眠れない。

 

でも、6時には起床して出かける準備をしなければいけない。

 

そこで、日中も元気に活動できるように

 

ファイト一発! 栄養ドリンク!!

 

枕元にストックまで用意して、乗り切ろうとしていました。

 

食べたり飲んだりするとお腹が痛くなるので、

 

日中の食事は栄養ドリンクのみ。

 

夕飯だけ少しつまんで終わりでした。

 

 

そのころは就職活動のことばかり考えていて

 

体調管理なんて頭にありませんでした。

 

当時の自分に、声を大にして言ってやりたい。

 

「いいから、さっさと病院に行け!」

 

(笑)

 

 

ここまでくると、

 

体重はみるみる減って(最終的に栄養失調の域までいきました)

 

思考力はなくなり、

 

就職活動どころか人間としての活動が停止することに。

 

そして、起きられなくなりました。

 

 

それから大学の職員さんにすすめられ、

 

紹介された病院で「うつ病」と診断されました。

 

 

起き上がれなくなったのに、

 

なんで病院に行けたのか。

 

そもそも大学の職員さんからどう連絡を受けたのか。

 

そのころは頭がぼーっとしていたので

 

よくわかりません(笑)

 

 

はっきり覚えているのは、病院で診断を受けた時のこと。

 

私がひととおり症状を伝えると、

 

お医者さまが

 

「典型的なうつ病ですねぇ〜。」

 

と言ったことです。

 

典型的って(笑)

 

典型的だったのか〜

 

診断を受けてショックだったというよりは、

 

「ああ、これがうつ病なんだぁ〜」

 

と、どこか他人事でした。

 

 

うつ病と聞くと、

 

「落ち込んじゃう病気」

 

というイメージでしたが

 

「こんなに身体症状が出るんだな〜」

 

と認識を改めました。

 

ひとつひとつの症状は

 

「誰にでもときどきある」

 

という程度のものでしたが、

 

複数が長期にわたって続くのは

 

病気!

 

ですよね。。

 

 

体調不良が長く続いている方は

 

自分の体を少し気にかけてあげてください。

 

 

次回は 2)実家に住むのが困難になる編 です。

 

診断されてからの症状や様子を書いていく予定です。