【違和感】妊娠発覚する人の方が妊娠判明する人より多い気がするけどどうだろう

 

最近、子どもを授かれたらいいなあと思うようになり、妊活情報をよく調べるようになった。

 

・発覚という表現

調べているとよく目につくのが「妊娠発覚」という表現。

 

あれ? 発覚って、隠していた悪事がバレるみたいな意味じゃなかったっけ?

 

それとも事情がある妊娠なのかな?

 

純粋にそう思った。

 

「妊娠がわかった」

「妊娠に気づいた」

 

とか、自分のまわりではこういう表現をする人が多い気がして、あまり聞かないから余計におかしいように感じてしまった。

 

 

 

・気づかないのと隠しているのは違う

自分が気になるだけで、他の人は気にならないのかな〜と思いながら調べてみると

 

「妊娠は気づかない期間があるから発覚でもおかしくない」という意見をみかけた。

 

気づかないのと、意図的に隠しているのは、ずいぶん違うなあと思う。

 

自分は妊娠していることを知っていて隠していたけど、周りにバレてしまった。

 

これは、発覚? これすら微妙なラインだけど。

 

 

・妊娠と発覚という言葉のセットが合っていない

例えば、未成年の望まない妊娠で、娘は相談できず隠していたが、親が気づいた。

 

このとき親が「娘が妊娠していることが発覚した」というなら使える?

 

一方で、芸能人夫婦など、安定期になったら公表するつもりだったけどどこからか情報が漏れちゃったという場合。

 

メディアは「妊娠発覚」って面白おかしく使うかもしれないけど、夫婦に子どもができたことは別に、悪事でもないから、変だなあと思う。

 

つまり、妊娠に発覚っていう言葉のセットが、合っていない気がする。

 

偽装工作が発覚した。

隠し子がいることが発覚した。

 

こういうのじゃないかなあ?

 

 

・言葉は変化する

じゃあ、妊娠発覚って使う人をおかしいと否定しているかというと、そうでもない。

 

私は感覚として、しっくりこない表現だなあといまは違和感を持っているけど、言葉は変わっていくものだから、時代とともに意味が変わるのは普通のことだと思っている。

 

変化してきた言葉なんて、日常いくらでも使っている。

 

例えば、ら抜き言葉

 

いまは正式には認められていなくても、文法上、「可能」を表現するときは、ら抜きするのが、正式になるかもしれない。

 

今後、「食べれる」と「食べられる」は別の意味になるかもしれない。

 

そういえばこの前、「犬も歩けば棒に当たる」って、悪い意味だったよね?

 

と思って調べて驚いた。

 

良い意味でも悪い意味でも使われるらしい。

 

イメージで言うと、とんできた棒で負傷してアンラッキーなのか、棒がとんできてラッキーなのか、という感じ。

 

もともとは気をつけろという戒めだったのが、「当たる」というのを幸運と捉えるようになったとか。

 

なるほど、言葉の意味は時代によって変わるのだなと思ういい例だった。

 

だから、言葉の変化自体を否定したりはしない。全然しない。

 

だって、「全然大丈夫」って言っちゃうもの。

 

「全然問題ないよ、大丈夫だよ。」の略だと思ってみたり。

 

「全然〜ない」が100%否定だから、(文法上は認められていなくても)肯定にも100%の意味で「全力でOK」っていう感じで口をつく。

 

文章を書くときには全然使わないけど、口語では全然使っちゃう。

 

そういうわけで、「発覚」の使い方が間違っていると声高に言いたいわけではない。

 

ただ、個人の感覚として「しっくりこないなあ。」と感じるだけ。

 

似たように感じている方、いませんか?

 

 

追記:

 

記事にタグを付けようとしたら、「妊娠発覚」は候補に出てくるのに、「妊娠判明」は出てこなかった。

 

もうこれは、私が変化の流れに乗れていないだけなのでは。

 

時代遅れのおばさん、チョベリバです。