【子育て】「かわいそう」よりも「がんばってるね」の声かけが嬉しいです

保育士でベビーシッターをしています。

 

このお仕事をしていると、まだ生後数ヶ月の赤ちゃん、病児さん、保育園のお迎えから夜の寝かしつけまで、などなど、さまざまなご依頼をお受けします。

 

同じ保育士さんのなかにも「まだこんなに小さいのに預けられてかわいそう」「病気のときに知らない保育室に連れてこられてかわいそう」「他人に寝かしつけされるなんてかわいそう」と、おっしゃる方もいます。世の中にはこういった声が多くあるかと思います。

 

確かに、ママと離れるのが寂しくて泣いたり、病気でつらそうなのを見ると、かわいそうに見えてしまうときももちろんあります。

 

しかし、「かわいそう」かどうかは、最後は本人が判断することなのではないかと思っています。病気でもなんでもそうです。

 

自分で、「自分はかわいそうだった」と思うか、「いい経験だった」と思うか、最後は人次第だと思います。

 

当然ながら、子どもの「寂しい」という気持ちに、保護者の方は寄り添って、何かの形で穴埋めしてあげることは超重要です。というか、それがあるかどうかで、子どもの受け止め方はずいぶん変わるでしょう。

 

さらに言えば、「預けられてかわいそうだった」のではなく、「寂しい気持ちを受け止めてもらえなかった」の方が、本当に「かわいそう」になるのかもしれません。

 

言い換えれば、「寂しい思いをしていること」単品では、まだ「かわいそう」と周りが判断するのは早いのかもしれません。

 

でも代わりに、幼い頃から子どもたちは、本当によく頑張っています。寂しいときも、気が乗らない日も、一生懸命園に通ったり、お留守番をしたり、頑張っています。

 

そんな子どもたちの姿勢に、「頑張ってるね」と声をかけていただけたら嬉しいです。早々に周りが「かわいそう」と不幸を決めつける前に。

 

頑張っている子どもたちの寂しい気持ちに、私たち大人は可能な限りあたたかい心で寄り添い、受け止めてあげたいものです。