赤ちゃんの沐浴は臨機応変に!〜新生児の沐浴方法と頻度を見極めるところから〜

 

まさか沐浴から親の力を試されているのでは?と思った話。

 

 

ある日、動画サイトのおすすめ動画に、"How to bathe a new born baby"(『新生児の沐浴の仕方』)が出てきた。

 

海外も日本と同じなのかな〜?って、なんとなく見てみた。

 

え、違う! 同じところもあるけど、違う!

 

アクセントから判断するに、おそらくアメリカ西海岸だと思うのですが、助産師さんが入れ方を丁寧に説明していました。

 

へその緒がとれた後から沐浴開始。

石鹸は使わないで。

濡らしたガーゼでよく拭いてあげて。

特にシワのところに汚れが溜まりやすいから注意して。

沐浴は週に2回まで。

 

「え?週に2回って、3日に1回? へその緒とれるまでお風呂入れないの?」

「これは! ジャパンではチガウ!って書き込もうか?」

 

なんて思いつつコメント欄を見ると、

 

「私の国では1日2回毎日沐浴しますよ。」

「うちの国では毎日石鹸で洗ってあげます。」

 

こんなふうに、各国からのコメントが大量にあって、

 

「そっか〜。気候か文化の違いか、なんでか知らんが違うんだな〜」

 

そんなことを思った数日後、別の人がアップした、"How to bathe a new born baby"(『新生児の沐浴の仕方』)がおすすめ動画に出てきている。

 

まさか、これも内容違うんじゃ?

 

そんなに見てどうすんだよ、と思いながらも、つい気になって見てしまった。

 

やっぱりこちらもベテランの助産師さんです。

 

イギリスかオーストラリアかどっちかだと思われます。

 

で、やっぱり違う!笑

 

赤ちゃん用のソープをお湯に入れて溶かす。

へその緒はとれていないまま。

沐浴頻度については言及されていなかった。

ソープが溶けたお湯の中で丁寧に洗って、

泡は流すけど、新しいお湯で洗い流すことなく終了。

 

そしてこちらのコメント欄は、

 

「へその緒がとれるまでは沐浴すべきじゃないって思ってたけど違うの?」

「ソープ入ってるお湯のままなのは汚くない?」

 

といった内容も書かれていました。

 

えーちょっと待って。

何が正解なの?

私の想像では、基本は1日1回で、ソープ使うし、新しいお湯で流すし、生まれてすぐお湯に入れてる、だったんですが?

(ドライケアという方法も、流さないで良いソープも知ってはいましたが)

 

そりゃ個人差はあるけど、

「へその緒がとれるまで沐浴しない」

なんて聞いたことがなかった。

 

それで調べてみたら、確かにアメリカでは、

「へその緒がとれるまで沐浴はせず、スポンジバスという方法で、拭いてあげるだけ」

という方法がとられているようだった。

(詳細省いてすみませんが、超ザックリ言うとこんな感じ。もちろん地域や個人差による。)

 

一人目はアメリカ、二人目は日本、で子育てをした方などは、どちらのやり方も経験していたり、フランスでは〜イギリスでは〜ときりがない。

 

同じ日本でも、うちの産院では〜と始まると、やはりきりがない。

 

「郷に入っては郷に従え」

 

とおっしゃる方もいて、なるほどその通りかもしれない。

 

 

そこまで調べてみて気づいたのは、

 

「子どもに合わない方法だったら変えればいい」

 

ということ。

 

洗いすぎて乾燥していたら、石鹸を使わずに濡らしたガーゼで拭くだけにしてもいいかもしれない。

あまりに皮脂がたまって落とせていなかったら石鹸を使ってみてもいいかもしれない。

 

赤ちゃんが沐浴好きなら毎日入れてあげたいし、

拭くだけの方がご機嫌なら、それでもいいかもしれない。

 

季節や体質にもよる。地域にもよる。

 

赤ちゃんの様子を見ながら、その子にとって何が合っているのか見極めたい。

きっと、兄弟でも違うんじゃなかろうか。

 

もちろん、異常が出たらすぐに専門家に相談する。

 

子育ては、反省改善の繰り返しと思っているけれど、

 

まさか沐浴から?

 

きっとそうなんでしょうね。

 

当然ながら、基本的には産院での指導に従うつもりですが、私はつい、「教えてもらったことこそ正しい!」「こうしなきゃ!」って思い込んで、狭い世界に勝手に縛られてしまうときがあるので、特別に薬や治療が必要な場合を除いて、「必ずしも正解はひとつではないんだ」「いろんな方法があるんだ」ってことだけは、覚えておこう。

 

という話でした。

 

 

 

 

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