「どうやって英語が流暢に話せるようになったの?」に答えます!

正直、私の英語は日本語なまりが残っています。大人になってから始めた人の大半と同じですね。でも、ネイティブと話していて特にこれといって問題はありません。スカイプでも対面でも現地でも、ちゃんと通じるし、聞き取れるし、スラスラ会話できています。そうするとよく友達から、「英語どうやって勉強したの?」って聞かれます。

 

今日は特に、「どうやったらスラスラ言いたいことが出てくるようになるか」に焦点をあてて記事を書きたいと思います。

 

結論から言うと、「自分が話したいことだけ準備しておく」です。その準備方法は、スピードライティング! 英語だとJournaling と呼ばれている方法に近いのかな? やり方はとてもシンプルです。

 

すぐできるので、この記事を読みながらぜひ一緒にお試ししてみてください。

 

スピードライティングのやり方

1. まず、紙とペンを用意します。

ノートでもチラシの裏でもいいです。お気軽に。

 

2. 次に、トピックを決めて、一番上に書きます。

例えば、トピックを「家族」にしたとしましょう。そうしたら、紙の一番上に "My Family" と書きます。

 

3. そして、タイマーをセットします。

10〜15分くらいがいいかと思います。

 

4. よーい、スタート!

制限時間内で、書けるだけ書きまくります。はじめは文法とかスペルミスはあまり気にせずに、思いついたままとにかく書きなぐる勢いで、スピード勝負!

 

5. はい、時間がきたら終わりにします。

自分で読み直して間違っているところ、こう書きたかったんだけど書けなかったところ、いろいろ反省があると思います。自分でわかる間違いはまず直し、知らなかった表現は例文を調べながら書き込みます。色ペンで直しても良いし、隣のページに書き直しても良いです。自分が見やすいようにしてください。

 

6. 可能な限りネイティブに添削してもらって、正しい表現を音読して暗記してしまいましょう。

日本語でも同じく、いつもしてる話って、スラスラ話せますよね。それと同じ感覚で覚えてしまいましょう。

 

私はこれを、週1回約4ヶ月続けました。

(そして最近また英語熱が上がってきて表現を磨きたいので、始めるつもりです!)

 

このライティングのメリットは、

1)自分が話したいことを話す準備をしておける。

「言いたいことがあるのに言えない」「聞かれたけど答えられなかった」が減るので、そのトピックがきたときは、自信を持って答えられます。そしてまたやる気につながります。

 

2)スピードの成長が目に見えてわかりやすい。

例えば、週1回4ヶ月続けたら、約16回分蓄積されます。1、2回目と15、16回目を比べれば、その分量は明らかに違います。それだけ早く書けるようになったということは、それだけ英語がスラスラ出てくるようになってきたという証拠です。どうでしょう、数ヶ月後の自分にワクワクしてきませんか?

 

3)英語の精度も上がってくる

スピードの成長と同じく、いつもしてしまう自分のクセが修正されていきます。例えば、最初の方は、He like dog. とか書いていても、自然に、He likes dogs. のように、三単のs が抜けなくなってきたとか、単数形と複数形を間違えにくくなったとか、そういう上達が目に見えます。会話だと、こういうのは間違えても別に、サラッと流されてしまうので、自分ではなかなか気付きにくいですが、書いて残ると気づくことができます。しかも、だんだん長い文もササッと書けるようになってきて、楽しくなります。

 

もちろん、話すときにはある程度の発音やイントネーションの習得など練習が必要ですが、「スラスラ出てくること」を目的とするなら、このスピードライティングがオススメです! 楽しいですよ!

 

何を書いたら良いかわからない方は、普通に初対面の方にお会いしたとき、どんな話をするか考えてみてください。天気の話以外で、「どちらからいらしたんですか?」「ご趣味は?」「ご家族は?」って、なんだかお見合いみたいに聞こえるかもしれませんが、「英語だ!」ってパニクる前に、普通に人間とお話しすることを前提に、話したいことを考えてみましょう。

 

出身地、家族、ペット、趣味、友達、部活、スポーツ、食事・外食、旅行、ドラマ、音楽・楽器、本・漫画、たくさんありますね。まあまあ書き尽くしたかなと思ったら、なんでも話せる親しい友人ができたとき向けに、もっとディープな話をしてもOKです。必ず笑ってもらえる鉄板ネタを用意しておいてもいいですしね。(主婦のみなさんは、旦那のノロケ話や愚痴でもどうですか!笑)

 

一応、ここでトピックを決めるときに気をつけたいのが、広げすぎないことです。例えば、私がスポーツを選んだとすると、スポーツのなかでもどの競技なのか選んだ方が良いです。そうでないと、昔あのスポーツやってた、何年やった、今はこれが好き、って15分では表面的なことしか書けなくなってしまうからです。

 

それならば、スノーボードって具体的なお題を決めて、いつから、どんなきっかけで始めて、どのくらいの頻度でやって、っていう感じに、より具体的に自分を表現できることを書く方がいいですね。好きなスポーツが複数あれば、何回かに分けても良いです。スノボをトピックに挙げて、"One of my favorite sports is snowboarding." とかいう書き出しなんてどうですか。

 

添削してくれる人がいない、ライティングで準備したネタがネイティブに話して通じるかどうかわからない、という方は、インターネットをフルに活用して見つけましょう。

後日、便利なサイトや格安のスピーキングレッスンの探し方もご紹介する予定です。