馬鹿な毒親への不満をひたすら吐き出す(3)〜家庭の仕事、親の責任を子どもに押し付ける〜

毒親への不満吐き出し第3回。書き始めると止まらなくて困ります。1回目は習い事地獄、2回目は兄弟優劣比較とその報告会について書きました。今回は、家庭の責任を子どもに押し付けてくる毒親の話です。「人の不幸は蜜の味」と思う方も、「私も毒親持ちなのでわかります」という方も、私のただの愚痴ですがお付き合いください。
 
前回までの不満吐き出しはこちら
父「お母さんと妹たちのこと頼むぞ」と言って出勤
帰宅後、「お母さんのこと頼むぞって今朝言ったろ?」と責める
親の面倒見るのは小さい子どもの仕事じゃないんですけどね?
「今日はお母さん風邪っぽいみたいだから、何かあったら会社に電話して」程度ならわかりますよ。でもうちの父が言ってたのは、「家事をしろ」「妹の面倒を見ろ」「母の命令に逆らうな」とプレッシャーをかける意味で言ったのです。毎日。
私はこれを言われるのが本当に嫌で嫌でたまりませんでした。今思い返しても腹がたって仕方がありません。小さな子どもに頼まなきゃいけないほど「ダメな家庭」だったんでしょうね。なんで私だけが犠牲にならなきゃいけないんだ! それとも「妻を思いやる夫」アピールでもしたかったんでしょうか。全く迷惑です。
 
親の病気は子どものせい
母が風邪やインフルエンザ等で寝込むと、父から「お前たち(私と妹たち)がお母さんのいうことをきかないから、お母さんが病気になっちゃったんだぞ。」と病気を子どものせいにされました。さらに、「お母さんがいなくなっちゃったら、この家は誰が切り盛りするんだ?」と子どもの不安を煽ります。しまいには「だから日頃から親の言うことを聞いて、家事をやれって言ってるだろ?」でした。三人姉妹の長女だった私は、ことさらしつこく「家のことをやれ」「妹たちの世話をしろ」と言われてきていますから、母が病気になるたびに、「私が家のことをなんでもやらなくちゃ」とそれはもう恐ろしいほど不安になり、プレッシャーになりました。今考えても、家庭を守るのは両親二人の責任です。子どもの私に仕事をさせるなとまた怒りがこみ上げてきます。
 
三姉妹の長女は一家の責任者
母が腹痛を訴え、経過観察と検査のため1週間入院したことがありました。このとき父は単身赴任で不在。両親は家のことと妹たちのことを、文字通り私に押し付けました。毎日泣きながら寝る妹に寄り添い、暗い顔をして過ごす妹を笑顔で学校に送り出し、妹を連れて母のお見舞いに行き(冬に自転車で30分)、家事をこなし、なんとか1週間耐えました。このとき、妹と一緒になって泣けたら、誰かまともな大人に頼れたら、どんなに良かったかと思います。ただでさえ、もし母に何かあったらと思うと本当に心が押しつぶされそうなほど不安だったのに、急に一家の長にさせられたのです。
 
そして母の帰宅後、誰に労われることもなく、いつも通り「私ちゃんはこれがやってない、あれがやってない」が始まりました。体力的にも精神的にもかなり疲労していて、病院にお見舞いに行けない日がありましたが、そのことも「あんたは妹ちゃんを連れて見舞いにこなかった」「毎日こなかった」と責められました。父からは「お母さんまだ本調子じゃないから、お前頼むな」責任を押し付けられました。このときのなんとも言えない、自分が消えてしまうような、自分の存在を否定したくなるような、消えてしまいたいような、底なしの不安感と罪悪感と義務感と混ざったような苦い感情は忘れられません。母が戻ってきただけでホッとしたのも事実ですが、それと同じくらい嫌な気持ちになりました。(ちなみに妹は「寂しくなかった?よくお母さんがいなくて大丈夫だったね、偉かったね」と心のケアをされていました。)
 
 
私はこうやって20年以上、実家で無駄に消耗し続けていたんだなと思うと、こういった変なエネルギーを使わなくて済むようになった現在、これからは明るく元気に過ごせるようになるのではと将来に期待してしまいます。毒なんて本当いらないです。
 
 

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